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2005年8月23日 (火)

相次ぐ産科休診

トレーニングサボって、テレビをつけたら、面白い特集をやってました。

NHKクローズアップ現代:相次ぐ産科休診、産科医師の不足です。

全国的に、産科を取りやめる病院が増えてきています。その原因は、産科医師の減少・不足です。なぜ産科医師は減っているのでしょう?

一番の理由は過重労働です。仕事がきついので、産婦人科になりたい医師が減っています。我々の仕事は、昼夜問わずです。しかし交代勤務制(交代できるほど人がいない)ではないので、朝から仕事をして、当直して、その次の日また朝から仕事というのは、普通です。時には当直帯に一睡もできないこともあり、そうすると、32時間勤務ということになります。

さらに、2日連続や3日連続当直ということもあり、へとへとになります。労働条件は非常に悪いですね。さらに、他の科と比べて、非常に高い訴訟率。これが、産婦人科離れを加速しています。

どんなに一生懸命やっても、結果が悪いことはあります。そこに過失があっても、また過失がなくても、訴訟となるのが産婦人科です。

皆さんは知っているでしょうか?医療的に過失がなくても、不幸な結果になることは結構あるのです。しかし、不幸にして、結果が悪かった場合、その家族は、誰かに責任を転嫁しなくては、心情的に耐えられないようなことがあります。

欧米では、不幸な結果になったときに対する補償があるようです。過失の有無にかかわらず、不幸な結果になった場合に補償が出るのです。それにより、いくらか家族の気持ちもやわらぐのでしょうか。

過失をなくすよう努力するのは当然です。しかし、国家的な政策の下、安全で快適な分娩ができるよう、施設・スタッフを充足させ、補償制度を整えることが、少子化対策となるでしょう。

このままでは、少ない子供も、満足に産めない国になってしまうことを危惧します。お産をするのに何十キロも遠くの病院に行かなければならない、なんてことにもうすでになり始めているようです。

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コメント

私もこの特集みました。 産科の先生の、過酷な労働の実態をみて、想像以上だったので、驚き、真剣に見入ってしまいました。 私たちは、近郊に、雲流さんの病院があり、安心、信頼して通うことができて、恵まれていると、感謝せずにはいられないと思いました。日常 当たり前のように思っていることが、大変な境遇の方々がいることを知ることで、実はそうではないと気付きました。 もっと、感謝して、日々を過ごそうと思わずにはいられませんでした。

投稿: ゆーみん | 2005年8月24日 (水) 00時00分

私は今日の昼、NHKの海外向けの放送でこの番組を見ました。
5kmをトレッドミルで走りながら音声は英語の番組を見ていました。
これは中々根の深い問題だと思います。その内、出産は海外でと言う時代が
来るかも知れません。
今日のジョギングは快調で、走行中脈拍が118回/分で
非常に楽でした。膝もロートの関節炎用のサプリメントの
お陰か最近少しも痛みません。

投稿: ayhk | 2005年8月25日 (木) 22時43分

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