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2006年4月13日 (木)

産婦人科医師会

今日は年に一度の高崎産婦人科医師会の集まりでした。

現在この会には32名の産婦人科医がいるようですが、実際分娩を扱っている施設は当院を含めて7施設のみです。

当市の産婦人科医も高齢化をむかえ、疲弊しきった状態です。

隣に座った先生は、1人で分娩を行っていますが、1人でやって行くことの大変さを訴えていました。今までは、大学病院から、応援が常時来ていたのが、大学病院にも産婦人科医のなり手が少なくなったため、派遣されなくなったのです。

当院も、東京の大学病院から医師を派遣してもらっていますが、いつ派遣を終了されるかわからない状態です。地方の産婦人科事情の大変さを改めて実感しました。

なんとか、現状を維持していくため努力していきますが、日本の周産期医療の崩壊は目の前のように思います。

このブログを通じ、この話題に少しでも関心を示す方が多くなることを祈ります。

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医療」カテゴリの記事

コメント

産科医、小児科不足、悩ましい現状ですね。
ボクのブログでも時々取り上げていますけど。
少しでも若い人に理解してもらえるように
しないと。。。ですね。

ところで、ボクも今年ウルトラマラソンに初挑戦です
先生のブログ参考にさせてもらってますので
よろしくお願いします。

投稿: ケン三郎 | 2006年4月14日 (金) 01時21分

県東毛地区に住んでますが本当に産科がないんです。産科のある2件の総合病院でさえもう少しで産科がなくなってしまうそうです。そのうちひとつは現在でもお産の時だけ医師が派遣されてきている様子。産みたくても産む場所がどんどんなくなってきているんですね。妊娠中、突然自宅で産気づいたらと思うと恐怖です。
去年の今頃妊娠が判明し10年前からお世話になっている実家の近くの産婦人科医院での分娩を希望していたら「実は分娩やめたのよ」と言われ・・・縁あって雲流さんの病院のセミオープンシステムを利用させていただきました。セミオープンシステムとっても良いですね。
再びこうのとりがやってきたら、また里帰り出産するしかありません。

投稿: ちかちか | 2006年4月14日 (金) 02時02分

本当に産婦人科医と小児科医は激減しているみたいですね。
つい先日も、どこかの島(名前をど忘れしてしまいました)で
産婦人科がなくなり、本島へ行かなければならないと
新聞やニュースで報道されていましたし、
たびたび新聞にも載っていますね。
かといって、お医者さんには誰でもなれるわけでもなく、
すぐに増やす事ができないのが本島に大変ですよね。
これでは、ますます少子化に拍車がかかってしまいますね。
国で何とかしてくれなくては、困りますね。

投稿: 俊ママ | 2006年4月14日 (金) 08時44分

今日の読売新聞の中に同じような記事が載っていました。
雲流さんが前々からおっしゃっている、「訴えれる確立が高いから、産科医のなり手が少ない。このままだと、安心して分娩できなくなるのでは・・・」などなど書いてありました。セミオープンシステムのことも書いてありました。

医療先進国といわれている日本だけど、お産に関してはこんなレベルなの?とビックリです。

投稿: ピンパン | 2006年4月14日 (金) 09時09分

昨年妊娠してから先生の病院はもちろん、産科医小児科医についてかなり関心を持つようになりました。私も以前テレビでフェリーや高速を使ってやっと健診にいく妊婦さんの姿をみて、びっくりしました。これが現実なんですね・・・そして、こういう地域がますます増えていくのですね。妊娠するまで分娩を行う産科と行わない産科があることすら知らなかったです。先生のブログで初めて知りました!そういえば、近所の産婦人科はどうみても分娩を行ってないような・・・先生のブログで医療に関しての現実を知ることが出来てとても勉強になるし、今後の日本の産科はどうなっていくのだろうと不安になります。少子化対策で、私たちに手当金等増えるのは有難いですが、その前の段階で産科医・分娩施設の確保に力を入れていただきたいですね!

投稿: さくら | 2006年4月14日 (金) 13時57分

都内の産婦人科勤務医です。今年産婦人科医として就職した医師は100名を下回ったそうです。年間8000人ほどが医師として社会に出ますが。
加えて、雲流さんが書かれたように、30~40年前、ベビーブームの頃に産科医は急増、その頃30~50歳で開業された先生方は、高齢化を迎えました。今後、産科医は益々減り、分娩施設も減る。この現実は、長い目で産科医増加を国民の世論として取り上げなければ、根本解決は難しいです。
医療ミスや、医療訴訟、特に産科は多いです。だってお母さんと赤ちゃん二人の命と健康がかかっているのですから。そして、お産は、生理現象の一つ、無事に産まれて当たり前、ですよね。
我々産科医が、外来妊婦検診の際、分娩時、帝王切開の時、と神経をとがらせ、身体をすり減らし、身の細る思いで、妊婦さんと赤ちゃんの健康に留意してます。医者なんだから、当たり前、確かにそうですが、人間一人当たりの可能な出来る仕事量には限界があります。
このままの現状で、産科医療が受けられるのは、もうそろそろ限界だと思います。我々の子供の代には、相当産科医療は様変わりするでしょう、どうか医療レベルの低下だけは、全力で阻止しなければなりません。
都内では、急速に分娩施設、周産期センターの集約化が進められています。今後の分娩施設の減少に先手を打っておく施策、と歓迎ムードですが、一方では、名のある大きな都立病院が分娩を取り扱わなくなったり、と、かなり混乱もあります。

投稿: cherry | 2006年4月14日 (金) 19時59分

厳しい現状だと思いますが、やはり自分の身に降り掛からない火の粉には皆興味がないんぢゃないでしょうか・・
主に国を治めてるのは、出産しない男性&出産年齢をとうに超えた女性ですしねぇ(・・;)
結局こーゆー議題は後回しになっちゃうよーな・・

それにこの少子化時代に採算関係なく医師はやれないし、医師のレベルを落とす訳にも行かないし・・どうしたら良いのやら(・ω・`)
・・なんて言ってるワタシ自身も、雲流センセの病院があるから安心しちゃってる訳で、なかなか産科のない人の立場に立った考え方にはならないんですけどね。
難しい問題ですね・・

投稿: 紫空 | 2006年4月14日 (金) 22時16分

多くのコメントありがとうございます。
今まであまり多くを主張してこなかったのも問題かと思います。
それにしても今年の産婦人科就職数が100人以下と言うのは本当でしょうか?例年300人以上が産婦人科医になっていました。3分の1になってしまったのでしょうか?
最近は、当院をどうやって存続させていけるかを良く考えます。
このままでは、いずれ維持するのが難しくなるでしょう。
皆さんの、子供がさらに子供を産む頃に、周産期医療が今より悪くなっていないと良いのですが・・・

投稿: 雲流 | 2006年4月14日 (金) 23時31分

NPO外国人就労支援センターは皆さんの心配している事を踏まえこの問題に取り組んでおります。
少子化時代に入り、ますます看護師・助産婦のなり手がいなくなります。産婦人科医師会の調査によりますと、本年度は助産婦さんは全国で6700人も足りないのです。また労働基準法で決められた就労時間を大幅に越え、超過勤務になっております。産婦人科医も例外なく日曜祭日もない勤務状況です。これでは医療事故が起きるのは当たり前ではないでしょうか。これらの問題を解決するためには、日本人の医師・助産婦だけでは限界です。 そのためNPO外国人就労支援センターは外国人の医師・看護師・助産婦を招聘して頂いたらどうかと思います。
日本語学習という高いハードルがありますが現在現地で日本語の学習(日本語検定1級)をして日本の国家試験受験に向けがんばっております。

投稿: NPO外国人就労支援センター | 2006年5月 1日 (月) 11時38分

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