« 当直の過ごし方 | トップページ | 歓迎会です »

2007年9月11日 (火)

周産期搬送システム

当直のときは、なにかあったときの搬送先の状態が気になります。

突然早産になりそうな妊婦さんが来た時には、場合により搬送を考えなければならないことがあるからです。

当院は、小児科の常勤医がいないため、34週以前児の推定体重が2000g以下の場合は、分娩前に母体搬送するようにしています。

最近、「妊婦の受け入れ先が見つからず流産」という報道があったかと思いますが、状況は日本全国一緒です。

我が県には、周産期搬送システムとして基幹病院が母体搬送、新生児搬送を受けられるかどうかその日の状況がネットでわかるようになっています。

システムとしては、どこの病院が空いているかすぐ分かるので、便利ですが、問題はその状況です。

要するに、いつ見てもあまり空いていないのです。

受け手側も、いっぱいいっぱいなのです。

昨日は、1500g以下のちっちゃい赤ちゃんを受け入れてくれるところは、ありませんでした。

そういう場合は、県外を探すことになります。

でも遠くだと、搬送中に、分娩にでもなってしまったら大変です。

病院間でも、搬送先を確保するのはなかなか難しい日本の周産期事情は、すでに崩壊しているといってもいいでしょう。

ましてや、救急車からの搬送依頼となると、もっと受け入れ先を探すのは難しくなるのでしょうね。

妊娠したら、まずはかかりつけ医を持つことです。

そうすれば、そのお医者さんが何とかしてくれるでしょう。

忙しくて眠れない当直が、搬送先を確保できない不安で、ますます眠れなくなるこの頃です。

人気blogランキングへ

|

« 当直の過ごし方 | トップページ | 歓迎会です »

医療」カテゴリの記事

コメント

今までは私もサラッとみていたニュースでした。
でも我が子を授かってから「もし自分が」と思うと、とても切なくなります。
リスクのある双子出産だったでけに、先生の病院で先生に取り上げてもらえてヨカッタと実感しています。
実際、危険な状態になりドタバタ出産でしたね(汗
先日、都内の友人が私と同様の症状で総合病院へ搬送されたそうです。
無事出産しましたが、余計に他人事じゃ~ありませんね。
新しい生命を預かる産婦人科医、悲しいニュースに負けないで下さい!
PS:2ヶ月になる前に目が見え、声を出して笑うようになりました。
それまでは毎日育児と闘うツライ日々でしたが、今はかわいくて仕方ありません。
双子育児を1人(パパも)で乗り越えられてよかった。
先生に見せたい!いつか見せます!(しつこい?)

投稿: K-TWIN | 2007年9月12日 (水) 11時59分

先生のブログを読むようになってから新聞の産科系の記事は必ず目を通すようになりました!
素人ながら大変だなぁと思います。当直であまり睡眠がとれない先生の傍ら、いつ退院できるのかなあと病室で考えてたら寝そびれてこんな時間です(((・・;)もう寝なければ…また血圧が大変なことになってしまいます。

投稿: 石ちゃん@入院中 | 2007年9月14日 (金) 01時56分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/101056/16413610

この記事へのトラックバック一覧です: 周産期搬送システム:

« 当直の過ごし方 | トップページ | 歓迎会です »