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2008年2月11日 (月)

ピックアップ障害の治療3

原因不明不妊の多くは、ピックアップ障害と考えられますが、その場合腹腔鏡検査をする事があります。

従来のステップアップ治療の場合、排卵誘発、人工授精などを経てなお妊娠されない場合、原因不明不妊として、体外受精の前に、腹腔鏡検査を行いました。

近年腹腔鏡手術技術は向上し、日帰り(含1泊2日)検査が可能となり、不妊治療のひとつとして行われてきました。

本当にピックアップ障害なのか、お腹の中にカメラを入れて、卵管や卵巣、子宮を観察する手術です。

結果、3割くらいの人に異常が見られました。卵管の異常や、初期の内膜症などです。程度がひどい場合には、体外受精の適応となります。

問題ない場合は、さらにタイミング療法や、人工授精が続けられました。

術後1年くらいの妊娠率は、2-3割です。

お腹に傷をつけて、手術までして、2-3割の人しか(1年かけて)妊娠しないため、最近では否定的な報告が多くなっています。

卵管および卵管采(卵子を取り込むところ)は、デリケートな臓器のため、見た目ではその働きは判らず、ピックアップ障害の外科的治療も確立されていません。

最近では、ピックアップ障害の唯一の治療が、体外受精と考えられるようになってきています。

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