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2008年3月26日 (水)

胚移植

体外受精の中でも、重要なのが胚移植です。

受精した卵を、子宮の中に戻すことを胚移植と言います。

まず子宮頚部を過ぎたあたりまで、細いカテーテル1を入れます。

経腟超音波を見ながら、このカテーテル1の先端を、子宮体部の一番手前の位置にセットします。

受精卵を吸ったさらに細いカテーテル2を、セットしたカテーテル1の中を通し、ゆっくり子宮の中に入れていきます。

カテーテル2の先端は、超音波で確認しながら、子宮の奥深くまで進めていきます。

この際、できるだけ子宮内膜を気づ付けないよう注意します。

子宮内膜は、受精卵がくっつくベッドです。

できるだけ“ふあふあ”の状態が良いのです。

子宮の一番奥より1cmくらい手前に、置いてくるようにカテーテルから卵を出します。

カテーテルの中には、受精卵と培養液が入っています。これを注射器で押し出します。

超音波で、子宮の中に受精卵と培養液が出るのがわかれば、終了です。

あとは、うまくいくようにお祈りします。

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2008年3月25日 (火)

顕微授精

顕微授精は、通常の体外受精で受精しない場合や、精子の数が少ない場合に行われます。

卵子には、透明帯と呼ばれる殻があります。精子が少なかったり、受精の力が弱い場合、この殻を通り抜けることができないことがあるのです。

細いガラスピペットの中に精子を1つ入れ、そのピペットを卵子に刺します。

透明帯を破り、卵の細胞質の中まで、ピペットを進め、精子を卵の中に置いてきます。

現在は、技術的にも安定しており、受精率は、80-90%と高率になっています。

ただ、1個の卵子に多数の精子を入れ、自然淘汰のうえ勝ち残った精子が受精する体外受精と違い、われわれが選んだ精子を使ってしまうので、自然の受精とはちょっと違う感じがします。

そのため当院では、できるだけ通常の体外受精を行うよう心がけております。

しかし、顕微授精で妊娠した場合も、生まれてくる子に異常があったりする確率は、通常の体外受精や、自然妊娠と変わらないと言われていますので、必要があれば行っても心配いらない技術です。

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