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2013年4月27日 (土)

教えて!子宮内膜症:治療編

内膜症は、骨盤内の癒着と卵巣機能の低下により、月経痛などの症状と不妊を引き起こします。妊娠を優先させるか、内膜症の治療を先にするか、よく検討することが必要です。卵巣チョコレートのう腫が5-6cm以上で月経痛などの症状が強いなら、手術を考えます。手術はお腹に小さな穴を開けて行う腹腔鏡手術で、癒着の剥離とのう腫の悪い部分だけ取り除きます。手術により妊娠し易い状態になりますが、逆に卵巣の機能をさらに悪くすることがあるので細心の注意が必要です。

妊娠を考えない場合には、予防効果も含め低容量ピルを始めとする薬物療法が効果的ですが、妊娠を考えている場合には、薬物療法はあまり効果がありません。年齢や卵巣機能の低下の程度によっては、手術をするより体外受精を行う方が良いケースもあり、個々の治療に際しては、内膜症・不妊治療・腹腔鏡手術すべてに詳しい専門医に相談するのが良いかもしれませんね。

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2013年4月20日 (土)

女性に多い甲状腺機能異常

甲状腺はのどぼとけの下にある臓器で、体の新陳代謝や自律神経を活発にする甲状腺ホルモンを分泌しています。このホルモンが低下すると冷え性や無気力、食欲がなくなり(橋本病)、また過剰になると、動悸、手の震え、体重減少などの症状がでます(バセドー病)。女性の2割から3割くらいの方に、甲状腺機能異常があると言われています。

発育に欠かすことのできないホルモンで、胎児・新生児での不足では、脳の発育や成長が遅くなり、知能障害や身長が伸びない原因になります。流早産が増えたり、妊娠中毒症(妊娠高血圧症)との関連があるとの報告もあり、妊娠前にチェックしておくことも良いかもしれません。

最近では、今までは正常と考えられていたくらいの軽度の異常でも、妊娠・胎児に影響する可能性が示唆されており、妊娠を考えている場合はより積極的な治療の必要性が検討されています。

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